クルクル回っている現在のハードディスクドライブでは,凝り固まった人間の思考からジャンプすることはできない。無限地獄の回転から,逃れる答えは,ネットワークだ。ドライブ・トゥ・ザ・ネクスト・ドライブ。
マックストア社は大容量・高信頼性ハードディスク「マックスライン」シリーズを発表した。320GB〜200GBが用意され,価格は299.95ドル〜399.95ドル。平均故障時間は100万時間となっている。
最初はサーバー用途になるだろうが,すぐにデスクトップ機,ノートにもこの容量はおりてくるだろう。現在店頭にある20GB〜120GBもすぐに300GBオーバーになるのかと思うと,遠い目をしてしまいそうだけど,異常なことぢゃない。私のハードディスクにあるいちばん大きなファイルはDVDビデオのイメージファイルである4.4GB。これをいくつも保存しておくには,300GBオーバーと云うのはたいした大きさではない。当たり前のサイズであって欲しい。
だが。そんな欲望には果てがないのは当然なので,ハードディスクはいつの日か大きな変貌を遂げなければいけない。とは云っても,テープメディアからディスクメディアへの変化のような変わり方ではなく,それはもっと違うカタチになる。ネットワークドライブへの変化だ(過去記事)。なん100ギガバイト,なんテラバイトを実現するのに1枚のディスクは小さすぎる。このネットワークドライブに走り出せたとき,PCは次のステップにのぼれる。さて,どこのメーカーがはじめにアクセルを踏めるかな?
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